2024.12.02 授業
桐杏学園水戸校では小学校入試に向けて、今年も9月から10月にかけて直前講習を行いました。直前講習は最後の仕上げです。これまでの学び、心構えをひとつひとつ確認して入試本番の意欲を高める講座です。今年は学園生それぞれの志望校に合わせ3つのコース(水戸英宏小学校、リリーベール小学校、茨城大学附属小学校)をご用意しました。
水戸英宏小の講座では、ペーパーテストと口頭試問の対策を行いました。ペーパーテストでは「しりとり」「お話の聞き取り」「系列」「四方観察」などが例年出題されており、いずれも経験がないと難しい内容です。口頭試問では何枚かの絵を見てお話を作ったり、積み木やブロックを使ってお手本通りの形を作ったりもしました。
特にしりとりの問題は夏期講習中にもたくさん解いてきているので、スムーズに取り組むことができていました。
リリーベール小の講座では、面接の練習や絵画制作、運動に取り組みました。面接では言葉遣いや姿勢に気を付けてハキハキとお答えすることが大切です。また、指示を正しく聞き取って決められた時間の中で絵を描く課題も行いました。動物や食べもの、人の顔の表情など、どのように表せば良いかなど気を付けるポイントがいくつもあります。最初は戸惑っていた様子のお子様も練習を重ねるうちにお話に沿った絵を描けるようになりました。
茨城大学附属小の講座では、言語や数量、理科的知識についてなど幅広く取り上げました。授業では一人ひとりが自分の考えを言葉で表現できるようになることを目標としました。水が入ったコップを見て、「どのコップの水が1番多いでしょう」「そのコップを選んだ理由」についての質問に答える課題に取り組みました。「このコップが1番太いので水の量が多い」という理由をそれぞれの言葉で表現することができていました。
これらの内容は全て過去の入試問題を分析し、傾向に合わせた課題です。
小学校入試では四季の行事や植物について問われることもあります。
これらは年間を通して実体験を積み重ねることによりお子様の印象に残り、知識として定着することが多くあります。
例えば、お正月は凧揚げやかるた取り、すごろくなどお子様と一緒にご家庭で楽しんでみることはとても大切です。今年の冬休みはぜひ体験してみましょう。
桐杏学園の新年度は11月からスタートしております。
来年、自信を持って入学試験に臨めるように、水戸校で一緒に「良い準備」をはじめてみませんか。