2025.02.03 授業
▲指示行動教室は集団での取り組みも充実!
「制作を家庭で練習したいのですが、どうすればよいですか」
「家庭学習用の市販教材があまりなくて……」
ペーパー学習に比べて、手先の巧緻性や制作技術を向上させるための学びは取り組みが難しいと感じるご家庭が多いようです。
とはいえ「制作」「作業」などの名称で、指示制作は各校頻出の項目。日々の対策をおろそかにはできませんね。
▲練習が必要なものの代表・はさみ!特に曲線は至難です
そこで、桐杏学園流山おおたかの森校では、教室オリジナルの制作課題については「解説」と「型紙(使用した場合)」を都度お渡ししています。
作業手順やポイント、評価の観点、お子様の個別評価までもが網羅された「解説書(評価表)」は、現時点でのお子様の到達度を明らかにするとともに「今後どういったところを伸ばしていけばよいのか」を示す指針にもなります。
また、「型紙」を活用してご家庭で何度でも復習が可能ですよ。
とにかく、制作技術や手先の巧緻性は一朝一夕に完成するものではありません。残念ながら、授業の取り組みの中だけで身につけるのは難しいでしょう。日々の取り組みこそが大切ですね。
ですから、授業で扱った制作課題について「パーフェクトに仕上げられなかったから駄目だ」と考えてしまうのは少しあわてすぎかもしれません。
たとえば、桐杏学園流山おおたかの森校の人気講座「志望校別指示行動教室」では、全3回の授業のうちあえて初回(まだ1月!)に最新の志望校出題課題(再現)を扱います。
今回は、江戸川学園取手小・開智望小それぞれの2回目試験に出題された制作課題に挑戦しました(1回目試験と異なり、2回目試験の情報は広く知られていませんが、当教室では受験生からの聞き取り調査により課題を再現することができました)。
なにしろ実戦レベルの課題ですから、実質年中さんである今のお子様方には当然高難度。
けれども、「どのくらいのレベルまで仕上げればよいのか」というゴールラインを早めに知っておくことはとても大切です。
▲練習の賜物!頑張っていますね!
▲蝶結びはまだ難しくても…あきらめない姿勢、立派です!
実際、江戸取クラスでは「蝶結び」という指示も難しい場合がほとんど……けれどもそこで「できない」と投げ出さず、なんとか自分なりに作品を仕上げようとするお子様の姿も。
また、望クラスでは小さな穴を切りぬくのに苦戦し、何度もセロハンテープで補修しながらどうにか仕上げた作品もありました。
いずれも、完成度としては高くないのかもしれません。
しかし、技術よりもまず大切なのは、悔しい思い、歯がゆい思いをしながらも、精一杯自分の技術と知識で課題に立ち向かうという姿勢ではないでしょうか。
▲複雑な作業の組み合わせ…粘り強く取り組みました!
是非、時期を変えて、ご家庭で同じ課題に何度も取り組んでみてください。もちろん、そのときのレベルに応じてアレンジを加えてもよいでしょう。
入試直前期、これまでの作品を並べてみたとき、そこには必ずお子様の成長の足跡とご家庭の努力の跡が見えるはずです。
少しずつ、でも確実に、力をつけていきましょう。
もし、そのなかで「作るの楽しい!」「描くの大好き!」という気持ちが芽生えたら……そこには「試験対策」の枠を超えた学びと喜びがありますね。
桐杏学園流山おおたかの森校では、年中さんのクラスから、段階を踏んで実力アップできるよう、楽しく取り組める制作課題をたくさんご用意しています。
ご一緒に頑張りましょう!
▲こちらも入試再現課題。お友達と楽しみながら行動観察の基本を学びます