小学校の入学試験のひとつに面接試験があります。自分の子どもを受け入れたいと思う小学校では、どんな質問があり、何と答えたらよいのだろうかということがまず気になります。どんな準備をしたらようのだろうかという心配も出てきます。そこで面接試験について次の4項目について整理しておきましょう。
各学校ではそれぞれの方法で面接試験をおこなっており、年によって形式が変わることもありますが、その方法を大別しますと次のように分けられます。
1.のように、その方法や所要時間は学校により多少異なりますが、1の形式でおこなわれる学校の中には、事前に親子同伴面接が実施されるところもあります。質問数は3問から5問くらいが多いようですが、常識を問われる質問の中には、かなり難しいものもあります。
大多数の学校が、父母対面接官2~3名でおこなわれます。質問数は2問から3問くらいが多く、「志望理由」や「子どものしつけや教育に関すること」が、おもな質問内容になっています。「子どもの性格やしつけに関すること」や「幼稚園での生活の様子」については、母親中心に質問が多かったのですが、最近では父親の教育に対する役割や、意識の高さを重要視する学校が増えています。さらに、最近話題になっている「一貫教育について」や「世界情勢について」の感想を求めてくる学校もあるなど、家庭の状況により、その内容は異なる場合が多いようです。
1.のように、試験日以前に面接が終了する学校は多いのですが、試験日以前から開始し試験終了後まで、長い期間実施している学校もあります。試験日以前に実施される学校でも、受験番号により試験日の直前に面接日を指定されることもあり、かなりあわただしくなるので注意が必要です。さらに、他の学校の願書提出日や試験日と重なったりしてしまうこともありますが、願書提出のしかたで調整できる場合もありますので、慎重に計画することが大切です。また、東京学芸大学附属大泉、東京学芸大学附属竹早、埼玉大学附属のように保護者が1名でよい学校もあります。
東京学芸大学附属大泉は3人1組で、教室に2組入ります。または、指定された机で課題に取り組むよう指示があります。 集団面接では、周りの人の態度や意見にまどわされず、落ち着いた態度で自分の考えを率直に述べることが大切です。
■面接の日時 面接の日時は学校より指定されます。順番は願書提出順、抽選、生年月日順、生年月日逆順と、学校によりいろいろな方法で決められ、面接時間は受験者の状況や応答の状態によって、多少の違いはありますが10分位の学校が多いようです。 兄姉が通学している場合は比較的面接時間は短く、提出書類の記入事項にわかりにくい箇所があった場合や、面接官にとって非常に興味深いことが話題になったときなどは、長くかかることがあるようです。